修理:Zenfone3のカメラモジュール交換
Zenfone3のアウトカメラを交換した話です。
2016年発売の機種なので古いですが、日常生活で使う分には特に不便は感じないので使い続けています。
さて、ある時カメラのピントが合わなくなりました。オートフォーカスでピントを探しに行くのですが、なんか途中であきらめちゃう感じ。急いで撮影すると、後でピントが合っていないのがわかってガッカリと言う事も。
そこで、早速、検索してみると、どうもソフト的な不具合があるらしい?という事で、カメラアプリのキャッシュクリアを試します。これが効いたような効かないような?症状が出始めの頃はしばらく、これで過ごしました。
次に見つけた対策は、「カメラの辺りを指先でペチッ!と叩く」のです。これ注意。スマホを壊さないように、適度な加減が必要かと思います。このアナログな対策は結構効果があって、一時的に復活しました。なんと、本家のFAQにも同じような対策が推奨されているではないですか?
[ZenFone] 画面をタップした後、カメラのオートフォーカス機能が動作しない場合 | サポート 公式 | ASUS 日本
1. ZenFone を軽く振って下さい。
なんだこれ?いいのか?こんなで。
しかし、これが効果あるというのは、メカ的になんらかの不具合があるという事ではないかと言う事で、まぁ使い続けて時間も経ちますし、何回か落とした事もあるような気がするので、そのせいもあるのかなぁ。でも、カメラは良く使うし、これが使えないと困る。それ以外のパフォーマンスは特に問題ないんだけど、カメラだめなのはキツイ。
機種変更も思い立ったのですが、その前にダメもとでカメラの修理が出来ないかと考えたわけです。そりゃ専門店にお願いすれば確実なんでしょうが、それなりにお値段もかかりますし、持ち込んだりがめんどくさい。iPhoneとかだと結構部品単体販売もあるんだけど、多少メジャーでもやっぱり販売台数の少ない中華スマホはその辺が充実してない。で、試しにAliExpressを検索したら、あれ?あるじゃないですか。それも何件かある。さすが中華の地元。うーん、と少し考えて、ポチりました。
というわけで、分解、交換作業の開始でございます。
まず本体の分解ですが、これは別件で分解する方法がブログや動画で紹介されているので、これらをチェックしましょう。強力な両面テープで貼り付いているリアカバーを外します。
ポイントは
- ドライヤーで温めて粘着力を弱める
- 薄くてしなやかなシートを隙間に挟み込んで粘着テープを外す
ドライヤーは電子部品のハンダを溶かすような物凄いヤツを使っている動画もありますが、家庭用のドライヤーでもまぁ大丈夫です。シートはかなーり薄い方がいいです。プラスチック製のトランプがいいなんて話がありましたが、そんなのないのでヨーグルトの容器を切ってヘラみたいなのをわざわざ作ったのですが、厚くてダメでした。
結局どっかのポイントカードを使いました。名刺とかでもいけるかもしれません。テレフォンカードなんてのがまだ手元にあると使えるかも。
さて、外すとこうなっているので、さらにネジを回してパネルを外します。
パネルを外してもまだカメラは外せません。頑張ってさらにパネルというか基板があるので、これもコネクタを外してネジを回し、慎重に取り外します。このコネクタは基板対基板のスタッキングコネクタをFPCに使っている感じなのですかね。高さが低いです。さすが携帯電話。取り外し注意です。
というわけで、カメラが出てきますので、これを外して交換しました。導電性の粘着テープのようなもので固定されていたりするところは、そっと外して再利用します。まぁ、大丈夫、大丈夫まだつくだろう・・・。
新品に交換するので、当然ながらオートフォーカスは復活。物理的に交換するのみで、設定がなんちゃらとか、そゆのはありませんでした。
というわけで、交換してから1年くらい経ちますが、今のところ順調に使えてます。やっぱりカメラは無いと困りますからね。落とさないようにしないと。
交換した時にメモしておけば良かったのですが、もう1年前の事なんで、詳細は覚えてなかったりします。(^^; とりあえず写真は撮っておいたのでチャレンジする皆さまの参考までに。そうそう、挑戦する方はもちろん自己責任でお願いしますよ。
それではGood Luck!